エネルギーは、生活のあらゆる場面で核となるものです。しかし、よりクリーンで環境に優しいソリューションの実現に向けて、エネルギー源そのものだけでなく、その流通を取り巻くロジスティクスにおいても、安全性、持続可能性、効率性を確保することが極めて重要です。
1951年の創業以来、旭タンカー株式会社は旭タンカー株式会社は、1951年の設立以来、安全で持続可能かつ効率的な輸送ソリューションを提供し、日常生活に不可欠なエネルギーや資材の安定供給を実現しています。特にASEAN地域において、伝統的なエネルギー製品から再生可能なエネルギー製品まで、幅広い船舶によるシームレスで安全な海上輸送サービスを提供し、輸送ソリューションのプロバイダーとなることを目指します。
"東南アジアを中心に、石油製品の輸送サービスを行っています。国内では、海外タンカー20隻、内航タンカー120隻を保有しています。1998年、東京の商船三井とプロダクトタンカーの共同運航を開始しました。
また、スウェーデンのステナバルク社とスエズマックスタンカーを共同開発するなど、他社とのジョイントベンチャーも行っています。当社はさまざまな地域で海運業を展開していますが、日本からの強い関心は、世界の海運市場を代表するシンガポールにあります」と、旭タンカー社長の春山茂一は語ります。
1978年にシンガポールに進出してから45年目を迎えた朝日タンカーは、日本国外にある最も重要な子会社の1つであるシンガポールにおいて、業界の専門知識をさらに最大化することを目指しています。
"ここ数十年、シンガポールは海運業界にとって大きな市場となっています。シンガポールでの歴史を生かし、新たなソリューションを開発し、シンガポールでのビジネスを拡大していきたい」と同社海外事業部長の濱野浩明は語る。
旭タンカーの事業拡大には、先日発売したEVタンカーのような未来に向けた技術も含まれています。2020年、世界初となるリチウムイオン電池を搭載した電気タンカーの建造を2隻決定。2022年にはゼロエミッションの電気推進船1隻が運航を開始した。
「EVタンカーは1年前に完成し、来月には2隻目が納入される予定です。シンガポール、香港、マニラなど東南アジアの港で、アジア諸国の動力源である石油製品を輸送するために、EVの新技術を展開したい。これが海運の未来だと考えています」と春山は言う。