強さを強さに:ダナモン、インドネシアでの専門知識と事業拡大を活用

日本最大の銀行であり、世界でも有数の規模を誇るMUFG銀行が所有するダナモンは、安定性と確実性をもってインドネシアの金融・銀行成長の波に乗る態勢を整えている。

名目国内総生産が1兆500億ドルに達する東南アジア最大の経済大国であるインドネシアには、120の商業銀行があり、金融・銀行部門は近年著しい成長を遂げている。

歴史的に、このセクターの成長には、インドネシア経済の大部分を占める中小企業における銀行アクセスの欠如や、農村部に代表される銀行システムに対する信頼感の欠如などの課題がありました。1956年に60年以上前に設立されたPT Bank Danamon Indonesia Tbkは、業界の専門知識を活用してこれらの課題に取り組んでいます。日本最大の銀行であり、世界でも有数の規模を誇るMUFG銀行が所有するダナモンは、安定性と確実性をもって、インドネシアの金融・銀行成長の波に乗る態勢を整えています。

「ダナモンは67年の歴史があり、現在、融資規模では国内第7位です。利益面では、営業利益でインドネシア第5位です。アディラ・ファイナンスという大きな子会社もあり、自動車ローンをサポートしています。アディラ・ファイナンスはマーケットをリードするマルチファイナンス会社であり、これは私たちの強みのひとつです」とダナモンの江島大介社長は語った。

MUFGによるDanamonの買収(段階的に行われた合併は、2019年に邦銀が92.5%の所有権を取得することで頂点に達した)も同様に、Danamonとアディラ・ファイナンスの両方の強みをさらに強化したと指摘した。「MUFGは通常、大企業セグメントを扱うが、ダナモンは中小企業セグメント、リテール、個人顧客、アディラ・ファイナンスをカバーしている」と同氏は述べた。

ダナモンには、顧客のニーズに応えるさまざまな金融ソリューションを提供する能力がある。また、従来の銀行業務とは別に、優れたデジタル能力も必要です。私たちは、インドネシア社会により良いサービスを提供するため、サービス提供範囲を継続的に拡大しています。

江島大介 PT Bank Danamon Indonesia Tbk プレジデント・ディレクター

「MUFGとの統合により、自動車業界のバリューチェーン全体を捉えることができます。MUFGがダナモンを買収したことで、強みとカバレッジが拡大した典型的な例のひとつです。また、私たちは日本、タイ、インドネシアの企業や個人の間で、いわゆる「ビジネス・マッチング」を行っています。情報のマッチングを図り、実際に双方に商談の機会を提供しています」と江島は説明する。

「インドネシアは今日の金融市場において非常に競争が激しい。企業や個人に対して通常の融資を行うだけでは不十分です。信用であれ、投資目的であれ、つながりを作る必要があります。ダナモンには、顧客のニーズに応えるさまざまな金融ソリューションを提供する能力があります。また、従来の銀行業務とは別に、優れたデジタル機能も必要です。私たちは、インドネシア社会により良いサービスを提供するため、サービス提供範囲を拡大し続けています」と締めくくった。

www.danamon.co.id

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