65周年を祝う:ASEANの黄金期における日本とインドネシアの重要な役割

日本とインドネシアは2023年に外交関係樹立65周年を迎えるが、これはインドネシアが今年議長国を務める東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本の協力関係樹立50周年という記念すべき年でもある。

1958年以来、両国の友好関係は徐々に強固なものとなってきたが、過去10年間、二国間の結びつきはかつてないほど強くなっている。日本は、インドネシアがこの地域と世界の舞台における重要なプレーヤーとして、その潜在能力を最大限に発揮できるよう、全面的な支援を表明している。

「日本はインドネシアにとって主要な貿易相手国であり、投資国であり、また最大の政府開発援助供与国である。私たちの経済活動を促進するため、2008年に日本とインドネシアの経済連携協定が制定されました。同時に、特にインフラ整備、エネルギー転換、人材育成の分野で、さまざまな協力プロジェクトが進行中です」と金杉憲治駐インドネシア大使は語った。

金杉氏は、経済面や開発戦略における両国の協力の具体例を挙げた。その中には、ジャカルタの南北高速鉄道、西ジャワのパティンバン港の自動車ターミナル、ASEAN初の自動車試験場、気候変動とエネルギー転換への取り組みなどがある。

日本とインドネシアも同様に、政治分野での協力を強化している。

日本とインドネシアは今や包括的な戦略的パートナーであり、基本的な価値観を共有し、地域的・世界的な問題に共に取り組んでいる。

金杉憲治駐インドネシア日本大使

金杉氏はこう指摘した:「日本とインドネシアは今や包括的な戦略的パートナーであり、基本的な価値観を共有し、地域的・世界的な問題に共に取り組んでいる。これまで両国の協力は主に経済分野であったが、近年は海洋安全保障や防衛の分野にも広がっている。両国は海洋民主主義国家として、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化を重視している。したがって、自由で開かれたインド太平洋とインド太平洋に関するASEANの展望との相乗効果を追求するため、両国がより一層の協力を推進することが不可欠である。"

さらに、日本とインドネシアのシナジーの精神は、両国民の文化的な融合を軸としている。

「文化交流は両国の関係強化に貢献してきた。日本は今後も文化交流、人と人、心と心の交流、特に若い世代の交流の促進に力を入れていきます」と金杉氏は締めくくった。

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