トルコと日本の外交関係樹立100周年を祝えることを大変嬉しく思います。この節目は、両国の外交関係の長きにわたる歴史を証明するだけでなく、過去1世紀にわたる両国関係を特徴づけてきた、深く根付いた友情、相互尊重、そして共通の価値観を反映するものでもあります。

私たちの歴史的な絆は、1890年に日本沖でオスマン帝国のフリゲート艦エルトゥールル号が悲劇的に沈没した19世紀後半にまで遡り、特別な関係の始まりとなりました。
私たちのパートナーシップの礎の一つは、両国間に築かれた強固な経済関係です。トルコにおける日本の関与は、特にテクノロジーとインフラの分野において、経済発展に重要な役割を果たしてきました。この経済協力は、人的交流や文化交流の促進にも大きく貢献しています。
トルコと日本のパートナーシップ強化において、国際協力機構(JICA)は極めて重要な役割を果たしてきました。JICAの協力は、特に防災、インフラ整備、人材育成といった分野において、非常に大きな効果を発揮してきたと考えています。
トルコと日本の外交関係樹立100周年を祝うことができ、大変嬉しく思います。
渡辺大輔国際協力機構(JICA)トルコ事務所長

JICAのトルコにおける取り組みの特徴的な事例の一つは、防災協力です。地震への備えと対応に関する日本の経験と専門知識を、地震活動が活発なトルコにも応用しようと努めています。
インフラ開発においては、JICAの協力はトルコのインフラの近代化に貢献しました。橋梁、高速道路、エネルギー施設の建設は、トルコの連結性とエネルギー安全保障の向上、経済成長の促進、そしてトルコ国民の生活の質の向上に貢献しました。
人材育成は、JICAが意義ある貢献を果たそうと努めているもう一つの分野です。トルコの政府関係者や様々な分野の専門家を対象とした研修・教育機会の提供を通じて、JICAはトルコのイノベーションと発展を牽引できる熟練した人材の育成に努めてきました。こうした人的資本への投資は、私たちの長期的な開発戦略の重要な要素であり、パートナーシップの永続的な価値を証明するものです。
JICAは長年にわたり、日本のODA(政府開発援助)実施機関として、トルコの皆様と共に歩んでまいりました。この歴史的な節目を迎えるにあたり、これまでの協力活動が今後100年にわたる両国間の更なる信頼関係の発展につながることを信じ、トルコと日本の関係強化に向け、全力で貢献してまいります。
国際協力機構(JICA)
トルコ事務所
ウーグル・ムムク・カド。 No:88 K:3 Bブロック
ガジオスマンパシャ、アンカラ 06700