スイスと日本。品質と革新の追求で結ばれた絆

白石興二郎駐日スイス連邦共和国特命全権大使が語る、スイスと日本との強い絆

日本とスイスは、伝統的に良好な関係にあります。

政治レベルでは、今年4月にイグナツィオ・カシス会長が経済・科学使節団を率いて来日し、岸田文雄首相、林芳正外相らと有意義な会談を行った。また、6月には、国連安全保障理事会の非常任理事国選挙に際して、小田原潔外務大臣とカシス会長がニューヨークで会談を行った。

両国の間で活発なハイレベルの交流が行われていることを嬉しく思います。

スイスは、法の支配や人権の尊重といった基本的な価値観を共有する、日本にとって最も重要なパートナーの一つです。

日本とスイスは、来年から安全保障理事会の非常任理事国に就任しますが、日本はスイスとより緊密に連携して、この機関のさまざまな安全保障上の問題や課題に取り組んでいきたいと考えています。

経済分野では、日本とスイスの経済連携協定が10 年以上にわたって二国間貿易の拡大に寄与してきました。

経済分野では、日本とスイスの経済連携協定が10 年以上にわたって二国間貿易の拡大に寄与してきました。

白石康次郎(在スイス日本国特命全権大使

昨年、日本・スイス租税条約の改正議定書に署名し、両国間の投資・経済交流を促進するための基盤が強化されました。

昨年、大阪にスイス領事事務所が開設されたことにより、科学、技術、イノベーションの分野での関係も強化されるでしょう。これらの分野でも、日本とスイスの交流が活発になることを期待しています。

2024年、日本とスイスは国交樹立160周年を迎えます。スイスは、2025 年に大阪で開催される万国博覧会に参加することを発表しています。この2 つのイベントは、二国間関係を強化する最適なモメンタムとなり、この機会を利用して、今日の両国の幅広い交流をさらに発展させたいと考えています。

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