日本酒マニラ:日本酒とスピリッツの華麗なる祭典

フィリピン・ワイン・マーチャンツと オカダ・マニラは、気鋭のコラボレーションにより、第1回日本酒マニラ・フェスティバルを開催した。2024年5月24日、豪華絢爛なオカダ・マニラ・グランド・ボールルームで開催されたこのイベントは、日本酒鑑賞の新時代を告げるものだった。ブリッジズマガジンのアジア担当編集者として、私はこの美味しいイベントを満喫する喜びを味わった。

この盛大なフェスティバルには、日本酒の愛好家や愛好家が一堂に会し、日本の職人技と伝統を祝った。岡田マニラの豪華な会場を背景に、日本文化の真髄を感じさせる雰囲気の中で、日本酒の世界に浸る体験を提供した。

岡田の才能あるシェフたちは、細心の注意を払って厳選された日本料理、チーズ、デザートなどを、厳選された日本酒とともに披露した。

日本酒ブース、ビールと飲み物

最初に会ったのは、小江戸鏡山酒造の五十嵐昭宏専務だ。小江戸鏡山の純米は埼玉県産で、最高級の酒造好適米「さけ武蔵」を40%の精米歩合で仕込み、繊細な香りと豊かな味わいを体現している。1875年に川越市新富町で創業したこの蔵は、伝統を守りつつ革新を取り入れ、地元での生産を優先し、農家と協力して新しいタイプの酒米「酒武蔵」を栽培している。小江戸として知られる川越に位置し、町の伝統からインスピレーションを得て、味覚を魅了し、伝統を重んじる酒を造っている。

また、コエドブルワリー社長兼CEOの朝霧重治氏もこのイベントに出席し、参加者に同社のビールを楽しんでもらった。コエドブルワリーの革新的なビールを含むフライト・ビールを試飲させてもらった。埼玉県発祥のコエドブルワリーは、1996年に世界初のサツマイモビール「紅赤」を開発するなど、醸造に対する革新的なアプローチで知られている。コエドブルワリーは、少量生産の職人技と伝統的なクラフトマンシップを融合させたプレミアムクラフトビールの製造に力を入れている。

この盛大なフェスティバルには、日本酒の愛好家や愛好家が集まり、日本の職人技と伝統を祝った。

中でも私が注目したのは、1878年創業の岡山県の小さな酒蔵、菊池酒造株式会社だ。菊池大輔社長夫人の菊池洋子取締役は、伝統の技で醸す「輝き」を意味する定番銘柄「三千」を披露した。岡山の特産品である雄町米を使用し、無農薬・無肥料で栽培された米から造られる「奇跡の酒」として有名で、持続可能性と卓越性の哲学を貫いている。

もうひとつの人気出展者は、「淡麗」のメーカーである朝日酒造だ。酒造りを大切にする」という同社の理念は、すべてのボトルに表れている。朝日酒造のホームページには、"朝日酒造では、売上を上げるためでも、酔うためでもなく、お客様の人生を輝かせるために酒造りをしています "とある。この品質へのこだわりがあるからこそ、私が日本へ旅行するたびに、友人たちはよく「ダッサイ」を持って帰ってきてくれと頼むのだ。Dassaiは大量消費ではなく、楽しむために造られており、誰もが手に入れられるものでありながら、快適なライフスタイルを向上させることを目指している。旭酒造は高品質の日本酒を造り、それを世界的に共有することに力を注いでおり、世界中の愛好家に「ダッサイ」を紹介するために強力なパートナーシップを維持している。

この特別な酒は、細心の職人技を垣間見ることができる正確な条件のもとで醸造されたこの酒は、精米歩合35%まで100時間以上、仕込み期間3週間という大規模な工程を経ている。温度管理された状態で5年間熟成させたこの酒は、スイカズラ、マスクメロン、洋ナシ、リンゴのニュアンス豊かな香りが自慢で、口に含むと甘さとドライさの絶妙なバランスが感じられる。兵庫県産の山田錦を中心とした高品質の酒米を使用するという龍力酒造のこだわりは、一口飲むごとに感動を覚える酒を造るという同社の姿勢を表している。

おなじみの顔ぶれとネットワーキングの機会

このフェスティバルは日本酒の祭典であると同時に、さまざまな業界の顔なじみとの再会でもあった。シェフ、酒類販売業者、食品供給業者、レストラン経営者、食通、日本酒愛好家など、飲食部門から多くの友人を見かけた。活気に満ちた楽しい雰囲気の中、酒、美食、エンターテインメントが溢れ、誰もが日本酒の多様な魅力を体験し、楽しむために集まった。日本酒と料理の体験だけでなく、Sake Manilaは業界関係者と愛好家に貴重なネットワーキングの機会を提供した。参加者は、志を同じくする人々と交流し、新たな人脈を築き、日本酒と日本文化への情熱を共有する旧知の人々と再会する機会を得た。

日本酒マニラ2024は、日本の美食の宝庫を祝う盛大なイベントとなった。

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